梅仕事・2017年
- 食のこと
梅シロップをつくりました。
6月は梅が旬。この時期、毎年梅をみかけると梅仕事をします。作るのは、娘も楽しめる梅シロップ。暑くなると甘いものが飲みたくなりますし、子供に飲ませる無添加のジュースを考えた時、やっぱり夏は梅シロップ。
使う材料は、和歌山県産、低農薬の南高梅1kgと、北海道産のビート糖の氷砂糖1kgです。今回は仕込むのが遅くなって梅が完熟を含んでいたので、実を冷凍しました。青梅ならそのままでいいと思うのですが、完熟ですと発酵してしまう確率が高いので、梅の実は冷凍することにしました。梅の実を冷凍すると、早くエキスを抽出出来るからです。ゆっくりの方が香りが高くなる気がするのですが、今回は仕事も忙しく、スタートが遅くなってしまいました。でも、結果はいつもとそれほど変わらず、よかったと思います。
梅シロップの作り方
- 保存瓶をよく洗って、最初はお湯を内部にはって瓶を温めた後、熱湯を回しかけ熱湯を内部にはって5分待ち、軍手などをして内部にはったお湯をこぼします。
(本来は大きな鍋でグツグツ沸かせればよいですが、私はないのでこのやり方をしています。)
その後は瓶をキッチンクロスの上によく湯を切って寝かせ、しばらくしたら今度は伏せてを繰り返しつつ、水が自然に蒸発するのを待ちます。 - 梅を1つ1つ丁寧に洗います。洗った後水気をきっちりふきとって、なり口のほしを竹ぐしで1つ1つ取ります。
- 盆ざるにキッチンペーパーを敷いて1つ1つ間隔をおいて並べます。
- 完全に乾いたら、ジプロックなど保存袋に入れてしっかり密閉し、1日程度冷凍します。
- 凍ったら、保存瓶を私は焼酎がないので、日本酒を含ませたキッチンペーパーで水分がつかない程度の感じでいつもぐるりと中を拭いています。 これは、今まで特に問題ないのですが、正式ではありません。本来は焼酎なのだと思います。問題はアルコール度数ということです。私は、身近で手に入らず、家族も焼酎を飲まないので、この方法です。
- 梅、氷砂糖の順番で瓶に詰めて密封し、冷暗所におきます。私はいつも北側にある窓のない玄関です。
- 1日1回は、おいしくなあれと気持ちを込めて瓶をふります。
- 12日後に氷砂糖がほぼ溶けたので、梅を取り出しシロップをごく弱火でアクをすくいながら10~15分程度煮詰めて瓶に詰め完成。
梅シロップ観察日記
梅シロップの様子を時系列で写真を撮って記録してみました。画像をクリックすると拡大しますので、よろしければ参考にされてみてください。
ひとくちエッセイ
今はもう7月なので、梅仕事の季節はほぼ終わりとなり、今されている方は、梅干しの土用干しをされている方かと思います。シロップや梅酒も、冷凍梅をお持ちの方はまだ仕込み可能ですね。私も最初はじめる時は発酵のことなど心配が多々あったので、今回データーをまとめてみました。いかがでしたか?結構簡単なので、来年梅をみかけたら、ぜひトライされてみてくださいね。私は梅干しが気になっていますが、やってみたことはありません。機会があれば、また挑戦出来たらいいな、と思います。これ以外にも、果物のシロップもやってみたいですね。こういった果実シロップの他、スムージーや生ジュースも、おいしさだけでなく美容にもよさそう。暑い夏、皆さまおいしいシロップやジュースを楽しみつつ、元気に乗り切ってくださいね。