お金のおはなしエトセトラ - petit maison - 50代から「小さく暮らす」日々のこと

お金のおはなしエトセトラ

家計簿はじめました

6月の家計簿考

長年、家計簿がうまく運用出来ずにいました。なんとなくいつも家計が不安。そんな心の曇りを解消するには、やっぱり家計簿をつけなくてはと、家計簿を買っては挫折を繰り返していました。レシートを保存しては、これも整理しきれずに後から処分。どうすれば続けられるのだろう、仕事をしながらでも、うまく時間をつくって家計簿を運用するにはなにが必要なんだろう、色々とここのところ試行錯誤で考えていました。家計簿の本やお金の本も色々と読んでみたのですが、我が家サイズ、我が家にあったステップにあう方法がなかなかありませんでした。超デジタルな毎日を送っていながら、なんとなく家計簿アプリにも踏み切れない、それはなぜか。お金には、プライベート感がやっぱり欲しいのです。そんな時、本棚から前に買った本をみつけました。

宝島社 夢をかなえる!私のノート術

宝島社 夢をかなえる!私のノート術

久しぶりにお茶を飲みながらゆっくりと本をめくっていた時、手作りの家計簿のお話しがパッと飛び込んできました。それはとても緻密に几帳面にまとめられていて、もう憧れに近く、私にはこのままはとても無理だけれど、でも私らしいステップでこんな手作り家計簿を運用出来たらいいな、と思うようになりました。

早速、無印良品へ行って1冊のバインダーを手に取りました。バインダーなら、挫折すれば他のことに使えばいいし、シュレッダーもしやすいのです。家計簿への心のハードルがグッと下がった瞬間でした。早速私サイズのエスキースを描きました。

お財布には、時間があればいつもピカピカの新札を

MARGARET HOWELL ideaのグレーのお財布と家計簿コンビ

家計簿は続かないのに、週の予算を守って銀行でお金をおろすのは月1回と決めています。月に1回、ATMで新札に両替します。だからいつも私の長財布には、特別な用事がない限り1000円札のみです。小銭入れは別に持ちます。お財布は今、MARGARET HOWELL ideaのグレーのお財布。エナメル×牛革です。

エナメルは扱いにくいとか色々言われますが、仕事の日は他の雑多のものと一緒になるので、麻布の巾着に入れて時々拭いたりして使って半年、今もピカピカです。新札に両替するのは、やはり労働した対価への感謝とお金を大切にしたいという気持ち、そして、やはり節約のためです。子供にはまだまだお金がかかりますし、自己実現にはお金の自己コントロールが必須だとは思っていたからです。

心が萌える、私なりのこだわりと時間感覚

アルファベットスタンプでつくる、私の家計簿の楽しみ

私は、昔から文房具が大好きです。以前買っていたアルファベットスタンプを出してきて、バインダーにシンプルな仕切りを作りました。YEARLY、MONTHLY、DIARY、PLAN、WEEKLY。少しグレーがかった黒のスタンプでアルファベットを押してラベリングした仕切りをセットしてみたら、もう急に苦手な家計簿が宝物に見えてきます。

単純な私。YEARLYには、年間の大きなお金の出入り。MONTHLYには月の収支の書き出し、DIARYには買ったものの記録と金額、そして日加算でつけていく合計額の集計を記入、PLANには、色々な人のバインダー家計簿を運用している参考記事、WEEKLYには、毎日は家計簿を集計出来ない私向けの工夫。

レシートのファイリングという方法が、今考える私の歩幅

レシートを挟み込むクリアーファイル

1W、2Wと1週間5週分のバインダー形式のクリアーファイルを挟み込み、そこにレシートを収納。未集計のものは表にざっくりと入れ、集計したものはファイルの裏側に移します。レシートの整理が面倒でため込むとやる気を失っていたので、毎日プチ整理だけはしておけばいいのだと考えた苦肉の策。

今のところ続けられています。毎日となると、お弁当や食事のこと、仕事の記録などやるべきことが盛りだくさん、やはり週末やお休みの日にまとめて、が私に出来る方法と判断しました。

カード払いとの向き合い方

カード払いとの向き合い方

カード払いとの向き合い方はたいへん難しい問題ですよね。我が家は週1買い出しをして、週末につくりおきをして食事面を回しています。つくりおきがないと、仕事をしながら栄養バランスを整えた食事を家族にとってもらえません。体調の面もありますし、私が料理が好きなこともあり、いつもつくりおきをしています。

週1の買い出しのポイントで、車検など車の維持費がずいぶん浮いています。献立は毎週書き出すので、あまり予算にブレはありませんが、節約もここでもう少し考えないといけないかな、というところ。今はまず付けてみるという第1ステップにあるので、集計し、向き合って分析し、その中から献立や買い物の方法などもこれから考えていこうと思っています。

お金の価値、お金の使い方、そして心

情報ファイリング
情報ファイリング

最後に、情報をファイリングするクリアーファイルも用意しました。今は料金プランも色々とあり、なにがよいのかよくわかりません。また、例えば日々使っている化粧品でも、同じ予算でももっと自分にあったものや、価値を見出せるものがあるかもしれません。ルーティンに使っているお金程、意外に忙しくて吟味出来ていない私です。ですから、家計簿をつけてみることで、今なににどのくらい使っていて、同じ予算であってももっとよい方法があるのか、そんなことまで考えていけたらと思っています。お金に価値があるのではなく、使う人が価値を付けるのだというお話も本で読みました。ただ流されるように利用するのではなく、もっと自分らしく、我が家らしく、つつましくもよい向き合い方が出来れば、日々はもっと輝くのかもしれませんね。

ひとくちエッセイ

大の苦手な家計簿を、これから継続していけるかが今後の課題です。でも、どんどん年齢を重ね、年を取り、そのうち社会のお世話にならなくてはいけない時がくるでしょうから、いや、本当はずっと現役でいて、ある時フッといなくなるのが理想ですが、こればかりは計ることが出来ません。だからこそ今出来ることとして、ただなんとなく消費ではなく、気持ちを入れて、思慮深く向き合うべきことがお金であると思うのです。お金は生き方。これからの大切な生きざまの基礎です。6月、大好きなアジサイの花を眺めながら、色々と思いを巡らせる午後。

 お金の計画家計簿

>Writing by Nono-- この記事を書いた人

管理者、Nono

  「petit maison」- 衣食住を整える、『暮らしレシピ』サイトのクリエイター。50代から「小さく暮らす」日々のこと、blog運営。『暮らしリズムノート』企画・発行。一女の母。本業はwebコーダー。15年以上webの仕事に従事。それ以前はインテリアデザインを手がける、二級建築士。整理収納アドバイザー2級。育てる巣作りから還る巣作りへシフトしていく道すがら、暮らし向きを伝えることと、自己の終い方を整えることをコンセプトとした、「暮らし レシピ」メディアを立ち上げ。